WHOによる診断基準
WHOによる診断基準とは。高インスリン血症(非糖尿病患者の上位25%)または空腹時血糖110mg/dl以上に加え、以下のうちの2つ以上をもつものとされています。
・内臓肥満ウエスト/ヒップ比>0.9(男性)、>0.85 (女性)またはBMI30以上または腹囲94cm以上。
・脂質代謝異常:中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール35mg/dl未満(男性)、39mg/dl未満(女性)。・高血圧140/90mmHg以上か降圧剤内服中。
・マイクロアルブミン尿症(尿中アルブミン排泄率20μg/min以上か尿中アルブミン/クレアチニン比30mg/g.Cr以上)です。
米国高脂血症治療ガイドライン
米国高脂血症治療ガイドラインでは、次の5項目のうち3項目が該当するとメタボリック・シンドロームと診断ができるんですよ。
・ウエスト(腹囲)が男性で102cm以上(日本人では85cm以上)、女性で88cm以上(日本人では90cm以上) 。
・中性脂肪が150mg/dl以上。
・HDLコレステロールが男性で40mg/dl未満、女性で50mg/dl未満。
・血圧が最大血圧で130mmHg以上または最小血圧で85mmHg以上。
・空腹時血糖値が110mg/dl以上です。メタボリック・シンドロームの診断基準には、米国高脂血症治療ガイドラインとWHOによる診断基準の2種類があるのですよ。